2011/09/30 by GLIShanghai

【藤田和芳】大地を守る会創始者、「大地モデルを中国に」

大地を守る会の藤田和芳会長がこのほど訪中し、中国メディアに記事が掲載されました。
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中国新聞社ネット9月25日北京発 (記者 岩石)

 「農業に関連する二つの側面――農家と消費者から言えば、農家は農業で食べていくことを望んでおり、消費者は安心安全な食品を食べることを望んでいます。この点で、日中両国は同じですから、大地モデルは中国に適用できます」。中国新聞社記者の取材に対し、大地を守る会創始者の藤田和芳氏はこう述べた。

 日本の大地を守る会は、36年の有機農業経営の経験をもつ社会的企業だ。生産者と消費者の間に透明でインタラクティブな関係を構築することを通じて、双方の収益の共有、土地と環境の保護を促進することをミッションとしている。

 藤田氏は言う。大地を守る会を設立したときの社会環境と、今の中国の情況は多少似ている――農民は効率と収益を求めて生産過程で大量の農薬や化学肥料を使うため、土地の生命力を損なうだけでなく、消費者の健康にも大きな危害を加えている。

 1975年、藤田氏は“大地を守る会”を設立し、徐々に成熟した発展モデルを造り上げてきた。安全な食品を探す消費者のために、農民と共同で生産リスクを背負い、収益を分かち合った。農民は有機栽培法で作った新鮮で高品質な食品を消費者に提供することを保証した。“生産者と消費者の提携”と称されるこの過程において、大地を守る会が重視したのは、消費者の利益と意志だけではない。より重要なのは、農民の利益を守り、土地に長い生命力を持たせることだ。

 日常経営で大地を守る会は、契約農家が生産した有機農産物と、生産者・産地などの詳しい情報を掲載したカタログを毎週消費者会員に配送するほか、生産者の農場を見学するよう定期的に消費者に呼びかけることで、一般市場運営の中で分割されてしまった生産者と消費者の間のきずなを再生した。

 「理念とスローガンを叫んで農薬に反対しても何の足しにもならない。健康な農産物を提唱するのなら、小さな事から始めるしかない。たとえ1本でもいい。農薬を使わないで育てた大根を消費者の手に届けよう。100万回スローガンをいたずらに叫ぶことにも勝るはずだ」。以前メディアの取材を受け、藤田氏はこのように呼びかけた。

  藤田氏の“大地モデル”は明らかに成功している。30年余りの努力を経て、大地を守る会はすでに生産者会員2500人、消費者会員9.1万人、年間売上げ150数億円(10億人民元以上)に達する巨大な組織になった。

 「社会的企業として、私達は中国との協力を通じ、大地を守る会のこのような理念とモデルをより多くアジア更には全世界に普及することを望んでいます」。藤田氏は北京富平学校を中国における協力パートナーとすることを選んだ、と語った。北京富平学校は、茅于軾、呉敬璉、柳伝志、林毅夫などの著名人が創設し理事の職を担う非営利公益団体。社会的責任投資と市民社会の発展を推進することを通じて貧困削減と持続可能な発展を促進することがミッションだ。

 9月 23日、藤田氏と富平学校の理事長・創立者である茅于軾氏は面会し、茅氏は富平大地の農業プロジェクトに対して四つの期待を語った。このプロジェクトを通じて農民の収入を高めること、中国の消費者に安全な農産物を提供すること、中国の環境改善を支援すること、日中友好を促進すること、だ。

GLIサイトより翻訳して転載
http://www.globallinksinitiative.com/news/?p=2199

翻訳:松江直子

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