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四川震災の復興計画 古いコンテナが「コミュニティの花」へ
今回の活動の主催者「成都と手をつなごう(ハンズオン成都)」は「上海と手をつなごう(ハンズオン上海)」により新たに作られた機構で、「上海と手 をつなごう」は商業協力を通じ上海の貧しいコミュニティを支援するボランティア活動に力を注ぐNGOである。この二つのNGOの創始者 Richard Brubakerは、「成都と手をつなごう」が四川の被災地に技能、養成訓練及び科学的技術を伝え、そこでボランティア活動を定着させ、 持続的に発展させるプラットフォームを創り出すことを望んでいる。(www.handsonchengdu.org)
「コミュニティの花」プロジェクトはある簡単な発想――コンテナは丈夫で安全、移動が容易な特徴を持っており、しかも簡単に公共施設に改装できる ――という発想から生まれた。大多数の被災者はもう仮設住宅に引っ越しているが、依然として、たとえば就学を継続し、治療を受け、娯楽を提供するといった コミュニティ機能を備える施設が足りない状態である。
5か月前に、RichardのチームはSMCALSOP,ARUP,RFRCなどといった上海の国際的な建築設計会社と協力し、試験的に4~6個の 古いコンテナをコミュニティの公共施設に改造した。彼らは上海で研究を続け、四川の被災地まで飛んで行って試し、現地の政府と協議した。「コミュニティの 花」は、今後被災地で自分たちのコミュニティを再建する被災者ために、新しい快適な施設を提供する。
その晩は雨が降り、交通も非常に不便だったが、300人を超える人が活動に参加した。来場者は、コンテナを改造して作った楽しくて手軽に利用できる図書館、病院、ホールの設計の3D展示に驚いていた。
国際企業、上海現地の会社及び個人が今回の競売会に30件余の物品を寄付した。
二人の日本のGLIネットワーカーは今回の活動の発想と参加者の情熱に深く感動させられていた。彼らは東京と大阪に帰ってのち、今回の活動の体験と四川被災地のニーズを日本に伝えると語った。
今回の活動の収入はすべて“コミュニティの花基金”に繰り入れられる。
文責 李凡
翻訳 岡田由一