2007/01/11 by GLI Japan

絶望を希望にかえて ジラニ(ケニヤ)職業訓練センター

この印象深いストーリーは、国際NGOグッドネーバーズ(GNI)の地域プロジェクトであるケニアグッドネーバーズ(KGN)によって開始されたプロジェクトに基づいている。 GNIは韓国を拠点とする人道主義組織で、飢餓や防ぎうる病気の根絶、誰もが疎外されず、慰められ、尊重されることの保証に尽力している。

GNIはケニアにいくつかのプロジェクトを持っており、そのうちのひとつが、2005年に始められたジラニ職業訓練センターである。その目的は14-20歳の若者に、適した技術を教え、自立できるように支援することである。

ジラニ職業訓練センター(Jirani Vocational Training Center,JVTC)
このセンターはKorogochoスラムに隣接するDandoraに位置している。Korogochoスラムには、ねぐらや衛生設備、清潔な水と食べ物を 持たない25万人の人が住んでおり、彼らは一日1ドル以下という極度の貧困の中に生きている。(Korogochoに関しては、Googleの検索で見つ けることができる)

JVTC Wilberforce Apondi in 2006 1

2006年、ごみ捨て場から集めたプラスチック材料を売りに行くWilberforce Apondi。彼は写真に撮られることを嫌がらない。
彼らの大部分は、日一日と拡大を続ける1.5キロ四方のゴミ捨て場に、生活を依存している。このゴミ捨て場はナイロビのごみのすべてが捨てられるところ で、ケニアのどんな産業排出物とも比較することができない悪臭があり、環境に非常に悪い影響を与えている。この悪臭の原因は、ゴミの腐敗臭とゴミを燃やす 煙である。

JVTC fresh garbage from the lorry#1#

ゴミ捨て場の横を流れるナイロビ川はひどく汚染されており、生き物は死に絶え、その水は国内の流域すべてで使用できない。

トラックから降ろされた「新鮮な」ごみ。だれもがその分け前に与りたいと思っている。 この女性は、ハゲコウコウノトリと並んで食物を探している。 彼らの何人かは私たちの学生の母だ。
JVTC rotting oranges - meal of the day 2
みかんが見つかった男の子。この日の唯一の食物になるのだ。
JVTC Nairobi river polution 3
ゴミ捨て場の横を流れるナイロビ川。

人は、Korogochoの人々がどうやって腐敗が進むゴミ捨て場に依存することができるのかと思うかもしれない。彼らは「食べられる」残飯を集めて食べる。また、プラスチックとポリエチレン廃棄物を集めて、再生原料として売るのだ。

1kgのプラスチック廃棄物は2kshs(3セント)になる。 また、再生原料になるスクラップも売れる。1kgのスクラップは8kshs(12セント)になる。 若者にとって、このお金は通常、ドラッグの購入に当てられる。食事の大部分をゴミ捨て場から得ているからである。
JVTC truck offloading garbage at the dump
ゴミ捨て場にゴミを下ろすトラック。一人あたり20Khs (30セント)が荷下ろし労務者に支払われる。 これらの少年たちは私たちのプログラムの対象となる。
JVTC the dump burning
煙が上がっているゴミ捨て場の一部。 こうやって彼らはゴミを減少させる。

これらゴミ捨て場の若者と、同じように貧困に苦しむ家族からの若者は私たちの職業訓練センターの対象者だ。 私たちは、大工仕事、洋裁と仕立て、美容、コンピューターの基礎技術についての教育を提供する。
JVTC computer class
協働作業をするパソコン教室の様子。左はWilliam Otieno。
JVTC carpentry class
大工教室の様子
JVTC  Cosmetology class in session
美容教室の様子

また、私たちには、すべての学生のための給食プログラムもある。このプログラムの目的は、中度栄養不良を改善することで、栄養不良の悪化を防ぐことである。

私たちが学生を選択する評価基準は、差し迫った必要性のある人と好意的な人が基本となっている。 それまでのライフスタイルを捨てて、私たちに合流するように彼らを納得させるのは、簡単なことではない。 まず最初に、私たちは無料の給食を彼らに提供し、そして、好意を持った人は、スタート前に行われる私たちの2ヶ月間のガイダンスに出席する。
JVTC sports#2#
付近の学校と協力して行うスポーツ活動にも、学生を参加させる。

現在のWilberforce Apondi。大工仕事のコースを取っていて、12月に卒業したあと、大工工房を開けるだろう。 彼はもうゴミ捨て場に依存していない。

私たちは、彼らに最も見合ったコースを提供するつもりだ。コースを無事終了した暁には、私たちは、彼らが小さな商売をはじめるための資本を提供し、彼らとその家族が生計をたてられるようにする。また彼らの好転の様子を確認するフォローアップサービスもする。
JVTC 2006 graduates in the workshop
2006年の卒業生。私たちの援助で建てた彼らの工房にて

P.S. このプロジェクトに対する質問、コメント、援助を歓迎します。
Duncan
Duncan Olumasayi
プロジェクト責任者

翻訳:松江直子 校正:朱恵雯

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