2011/03/28 by Matsue

草の根から草の根へ―中国から届く暖かい支援の手(1)

3月11日から現在に至るまで東日本に甚大な被害をもたらしている大災害の発生後、CSネットでは中国のNGO関係者、公益事業関係者、社会的企業関係者に向けて、中国語サイト及びメーリングリストを通じて逐次概況を中国語で発信している。地震発生直後より中国から多くの激励と共にいくつかの具体的支援の提案をいただき、一部はすでに実現、一部は現在調整中である。

  1. 中国の著名な貧困削減NGO「北京富平学校」が実施している「環境と開発のための若手リーダー研修(LEAD、Leadership for Environment And Development)」の日本での研修を、CSネットが受託・実施しているご縁から、昨年夏に来日した15期生を中心に直ちに募金活動が呼びかけられ、2回に亘って60万円近くが送金された。この善意の募金の第一弾(195,529円)は全額パートナー団体である日本エコツーリズムセンターの災害救援基金に振り込まれ、第二弾(389,597円)もCSネットの口座に入金し、NPO主体の災害救援活動の支援に使われる。詳しくは以下をご参照ください。中国LEAD支援金第一弾が日本エコツーリズムセンター災害救援基金に送金されました および 中国LEAD支援金第二弾が日中市民社会ネットワークに送金されました
  2. 中山大学教授の朱健剛氏を通じて広州ライオンズクラブが100台の足踏み式発電機の寄贈を提案。当初、日本国内の輸送手段が麻痺していること、早期に電力が回復する見込みであることから諦めざるを得なかったが、20日に被災地から一旦東京にもどった日本エコツーリズムセンター代表の広瀬敏通氏から、小規模の避難所ないし被災地個人宅では電力の復旧が遅れているため、これらの発電機が必要だとの情報がもたらされた。現在、中国側で発送手配中。
  3. 老舗環境NGO「自然の友」が、3月26日に行われた年次総会の席上、今回の大災害に対する「支援オークション」が行われた。サッカーワールドカップ公式ボール・記念切手アルバム・携帯電話・工芸品など自然の友の会員から寄せられた7つの品がオークションにかけられ、1時間あまりで18,100元(約20万円)が集まった。北京に帰省中のCSネットスタッフ・李君暉が行ったCSネット及びエコセンレスキューチームの活動紹介に対し、他団体からも支援の申し出があった。

今回はあまりにも規模の大きな災害であること、日本側の銀行トラブル、中国側の民間団体または個人に対する送金規制の壁など、様々な困難が続いている。しかし、日本の草の根救援活動こそを支援したいという中国の草の根団体の気持ちを活かすため、CSネットは今も努力を続けている。

文責:松江直子

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