2008/03/31 by GLI Japan

兎王貧困扶助研究センター

(なお、この記事の関連記事として、「兎王 任旭平」をご参照ください)

うさぎ王貧困扶助研究センターは、「中国のうさぎ王」の名声で知られる四川省旭平兔業有限公司の任旭平董事長の発起により、2006年に創立さ れた民間組織である。同組織は、中国のうさぎ王、任旭平、張書平夫妻が二十数年間行ってきた貧困扶助プロジェクトの経験をもとに設立されたものであり、そ のメンバーは社会公益活動に携わるボランティアにより構成されている。

同センターの趣旨は、人、自然、経済、社会の調和ある発展に関心を持つこと、積極的な社会的責任の遂行と社会的環境の愛護を提唱すること、農村の貧 困扶助モデルの多様化を探求すること、新農村建設の生産発展のために産業面からサポートすること、農村の貧困家庭の子女の就学および技能訓練を援助するこ と、である。

二十数年間、社会的責任を果たすよう努力する企業家として、任さん夫妻は、自分たちの企業の発展を重視するだけでなく、積極的に社会的責任を果た し、援助を必要とする多くの人々に対して、長年培ってきた自分たちの技術、発展理念を私心なく分け与えてきた。また、最大限の努力をもってさまざまな貧困 扶助プロジェクトに身を投じてきた。

一、うさぎ王貧困扶助研究センターの貧困扶助モデル

産業面での貧困扶助:貧困家庭と貧困地区に対する現状調査を通じて、その発展プロジェクトを正確に選び、家庭の実情に合わせた発展計画を策定し、貧 困家庭の持続可能な生計および貧困地区の持続可能な発展を実現する。養殖業により貧困を脱したいと考えていて、そのために利用可能な労働力、場所、自然資 源および政策資源などがあるならば、技能訓練、種畜援助(貧困家庭において、家畜を借りたら家畜で返す)、お金を借りたらお金で返す、重ね瓦のように次か ら次へと連続する発展の実現によって、温かい心を届ける。さらには、追跡サービスや販売情報の提供も行う。これらを通じて、産業による貧困脱出を実現し、 産業を利用して家庭の持続可能な生計をサポートし、最終的に持続可能な発展を実現する。
直接的な資金面でのサポート:家族の病気やけがが原因でウサギの養殖を行うことができず児童が学校に通えなくなってしまった家庭に対しては、毎年一定金額 の現金を与え、その子女が学業を修了あるいは技能訓練を受けられるようにする。就業を通じて収入の増加を図ることで、次世代の人々の自立を実現し、前世代 の人々の生存環境および生活環境を改善する。

貧困家庭の家族に対する就業機会の創造:旭平兔業公司はできるかぎり就業の場を提供し、家庭収入を増加させる。
一部の農村青年に直接技能訓練を行い、就業の場を提供することができる。休暇中には「働きながら学習する」機会を与え、一部の貧困学生が短期間のアルバイトを通じて得た労働報酬を学費に当てられるようにすることが可能である。

巴地草運動」貧困扶助モデルを推進し、限られた援助によって弱者グループおよび貧困地区の無限の発展を実現す る。(訳注:巴地草とは、生命力が強く、わずかの土、水分、日当たりと栄養があれば、一本でもまんべんなく蔓延し成長できる成都人なじみの草である。巴地 草運動とは兎養殖を通じて農家個人への扶助から村全体への扶助まで拡大し、村から村へと、そして、鎮へまで「巴地草」のように蔓延し、発展の途につく運動 のこと。)養殖と環境保護の調和のとれた発展を提唱・実践し、「循環型経済生態育種チェーン」の推進、エネルギーの節約、合理的な資源利用により、地域の 生存と生活環境の改善を図る。動物への慈愛を持った対応と動物の福利を提唱し、「イエウサギ健康快楽養殖園」を模範として、人と動物の調和ある協力関係を 実現する。
任旭平氏と張書平氏は、常日頃から、この活動がさらに多くの企業家と心温かい人々(組織)を感化し、彼らに貧困扶助活動に参加してもらいたいと考えている。

同センターは、さらに多くの組織と協力関係を築き、貧困グループおよび貧困地区への援助に関心を払うとともに、実際に行動をおこすことで、人、自然、経済、社会の調和ある発展を促進したいと希望している。

二、扶助の対象:貧困家庭、貧困地区および社会的弱者グループ

1 低学歴や、技能、情報、発展理念のなさにより収入が伸び悩んでいる

2 環境汚染、資源破壊あるいは自然災害

3 父母が一年中出稼ぎに出ており、家庭の構造が不完全であることが原因で、「留守老人」、「留守児童」といった「精神上の貧困」を生じている場合。

4 病気あるいはけが

5 不幸な結婚、片親による子供の扶養などにより、重荷に耐えられない場合

三、同センターがすでに参加している貧困扶助活動の一部

1 婦女連合会の、貧しい母親および「失学児童」を援助する活動への参加。

2 障害者連合会の障害者貧困扶助活動と、中国共産主義青年団の農村青年の収入増加を目的とした技能訓練活動に参加。

3 科学技術部門の科学技術貧困扶助活動、「科学技術を農村に」活動、「科学技術を家庭に」活動に参加。

4 三峡ダム建設により地域外移転した移民の収入増加を目的とした技能訓練活動に参加。

5 「産業貧困扶助」の理念を、政府による貧困扶助活動の推進と社会主義新農村建設の参考に供し、一部の貧困扶助活動を「投入(输血)機能」から「生産(造血)機能」へと転換させ、地域の持続可能な発展を実現した。

6 国連食料農業機関(FAO)から「別種の貧困扶助」として賞賛され、国家レベルで行われている「星火計画プロジェクト(訳注:農村への科学技術普及プロジェクト)」の「循環型経済生態育種チェーン」に組み込まれた。これは現在すでに全国各地の農村で展開されている。

7 「国際小母牛組織(Heifer)」の斜源女性ウサギ養殖プロジェクトおよび出新山丘区牧畜養殖プロジェクトの請負。

8 アメリカのECOLOGIA組織とともに、中国農村の一部の貧困家庭の「失学児童」の援助および結婚適齢期を過ぎた女性に対する技能訓練を実施。

9 アジア基金会による地域基金の試験的プロジェクトの実施に協力。

翻訳 N.S

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