2011/01/21 by Matsue

GLIと米国East-West Centerが共同で中国の公益活動を視察

中国において寄付と公益の文化がかつてない速さで浸透しているなか、いかにしてこれらの新たな資金をより効率的・戦略的かつ透明性の高い方法で使うか、という課題の早急な解決が求められている。90年代に起こった技術革命により中国やアメリカでは多くの青年実業家が誕生しており、彼らが公益の分野に足を踏み入れ、慈善事業のこれまでの仕組みに変化をもたらした。彼らは慈善事業に自らが関わることやその実績と影響度を重視していることを強調している。

米中両国の公益事業関係者が互いに交流を深め、学び合うことで両国の慈善事業の発展を促進し、また、それを基礎として実際の連携に繋げることは可能であろうか。この課題に対して今年の初めにGLI、アメリカのハワイ大学のEast-West Center、某家族財団の代表等が共同で米中公益パートナーシップ(the China-U.S. Philanthropy Partnership)を立ち上げ、7月にはアメリカ西海岸にある財団、社会イノベーションセンター、ソーシャル・ベンチャー組織の責任者を訪問し、活動の現状と中国との連携状況について調査を行った。

2010年11月15-21日にかけて、同パートナーシップ・プロジェクトチーム6人は北京、上海の公益団体、財団法人、公益研究センターや著名な起業家を訪問し、中国の非営利事業の現状とニーズについて、さらに同パートナーシップの社会的な位置づけと取り組みについて専門家や実務者に意見を求めた。

訪問団にはGLIやハワイ大学East-West Centerのメンバー以外に、ハーバード大学アジアセンターの顧問を務めているPeter Geithner、Packard財団理事のCole WilburやEast-West Centerの理事長Charles E. Morrisonも参加した。East-West Centerは1960年に発足した非営利団体であり、教育、研究、交流を通してアメリカと太平洋アジア地区の国民国家間の理解と友好関係の構築に努めてきた。

訪問を受けた団体の代表もまた同パートナーシップの目的や位置づけ、そして米中の公益部門が手を取り合うことの意義について非常に好意的に捉えており、さらなる提携の機会を検討したいと考えている。いくつかの公益団体の責任者は「中国国内における公益資金はかつてないスピードで増大しているが、”資金を効果的に使うのは調達するよりも遥かに難しい”という現象が普遍的になってきている。資金を有効に活用する能力の育成は公益事業の発展にとって早急に解決すべき課題となっている」とコメントしている。また、旧来の寄付以外に、社会企業家やソーシャル・ベンチャーといった革新的な公益が公益部門の重要な役割を担ってきている。:米中両国がこれらの分野で成功例を共有し、 提携を深めることが、公益部門全体の持続可能な発展をさらに効果的に推し進めるであろう。

文責:李凡

以下のGLIサイトより翻訳して転載

http://www.globallinksinitiative.com/news/?p=1860

翻訳:shanghai
校正:松江直子

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