2011/01/13 by Matsue

「菜の花プロジェクトネットワーク」が中国NGO及び一般家庭を訪問

2010年10月26日から27日の二日間、日本から菜の花プロジェクトネットワークの関係者4名が北京を訪問し、環友科学技術研究センターの案内のもと、環友科学技術研究センター、北京楽水行プロジェクト、自然の友、北京市持続可能発展促進会、公衆環境研究センター及び緑家園の6つのNGO及び朝陽区の一般家庭2世帯を訪問した。

今回訪中した4名のメンバーはいずれも日本菜の花プロジェクトネットワークの構成員だ。同ネットワーク会長の藤井絢子女史はそれぞれの訪問先にて、同プロジェクトが日本で長い歴史と大きな影響力をもつ循環型経済プロジェクトであることを説明し、その特徴である「廃棄された食用油を用いて石けんやバイオ燃料を作る」ことは、すでに東南アジアやアフリカなど多くの国に取り入れられ、推進されていることを紹介した。今回の彼らの訪中の目的のひとつは、中国で廃食油による石けんづくりを推進する協力者を探すことだ。

同ネットワークの事務局長である谷洋一氏は、同時に日本水俣病被害者互助会の事務局長も勤めており、数十年にわたり水俣病被害者の権益保護の分野でも大きな貢献をしてきた。また、谷氏は中国が直面している水質汚染事件について、日中両国の環境保護に携わる人々が更に力を合わせ、協働によって両国の環境保護を前進させることを呼びかけた。

26日には、環友科学技術研究センターの李力主任が訪中メンバーに環友科学技術研究センターのここ5年間の発展状況について説明し、特に東アジア環境情報共有ネットワークのプロジェクトや、同プロジェクトを通じた日中韓三カ国間の環境分野の交流について紹介した。

北京楽水行では、プロジェクトの責任者である張峻峰氏がプロジェクト立ち上げのいきさつと4年間の成果について紹介し、共に人と自然の関係について議論をした。

自然の友では、調査研究部のプロジェクト責任者の常成氏が代表としてチベットレイヨウの保護や円明園の生態保護、そして現在展開している都市固体廃棄物調査、環境保護NGOオンラインなどのプロジェクトを紹介した。

27日には、北京市持続可能発展促進会の趙岩会長が同会の幹部と共に、訪中メンバーに報告を行い、実験室のツアーを行った。同会は科学研究をメインとするNGOとして、研究面で力をつけ、ここ5年はエネルギーの持続可能な発展及び水環境の保護で多くの成果を収めたことに、訪中メンバーからは称賛と積極的な評価が得られた。

公衆環境研究センターでは、主任の馬軍氏が主に水汚染マッププロジェクトやグリーンチョイスプロジェクトについて話した。訪中メンバーは環境マップに集約されている環境情報に興味を示し、グリーンチョイスプロジェクトの汚染防止・管理戦略については積極的な評価をした。また、緑家園ボランティアネットワークの総幹事である倪一璟女史は廃食油を使った石けん作りについて訪中メンバーと詳しく意見を交わした。

27日午後、訪中メンバーは一般家庭を2世帯訪問した。それぞれの訪問先では環境に関わる生活様式や次世代教育についてインタビューを行い、丁寧な回答とともに熱いもてなしを受け、記念品を交換した。

訪問日程の最後となる夕食会で藤井女史は、二日間の訪問で、勢いよく発展している中国の民間環境保護団体の力強さを目の当たりにしたと語り、日中両国が今後環境保護の領域でも相互に学習し、交流を増やすことを呼びかけた。また今回の訪問をコーディネートした環友科学技術研究センターに心からの感謝の意を表した。これを受けて、李力女史は藤井女史のコメントに賛同の意をあらわすと同時に、隣国として日中韓が環境保護の領域で交流することは、三カ国の平和的発展を促進するための有力な基礎となると発言した。
筆者 楊 緯和

団体名 環友科学技術研究センター

翻訳者 中文和訳チームC班  紫 菫

日中韓環境情報サイトENVIROASIA より許可を得て転載
http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C10110202J

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