2011/01/27 by yanyan

寧波(ニンポ)の街角-2

寧波在住の情報提供ボランティア、楠楠さんから今回は子どもの予防接種とそのサービスを提供する「社区衛生医療センター(社区病院)」に関する話題です。

中国の都市部では1000世帯から3000世帯に1つの「社区(コミュニティ)」がもうけられ、社区の住民委員会は政府と党に協力して必要とされる仕事をこなすだけではなく、社区内の住民に各種サービスを提供する機能も果たさなければなりません。その活動拠点として、各都市では行政が投資して、社区ごとに「社区サービスセンター」を建てています。「社区衛生医療センター(社区医院)」はこのサービスセンターに併設されているか、単独で建てられています。「基層医療」を進める要とされる拠点です。地域の子どもの予防接種は大体そこで行われるそうです。その様子を、寧波の例から少しだけ覗いてみましょう。以下は楠楠さんからのリポートです。

写真1:社区医院の予防接種専用の部屋

中国では子供の予防接種は居住地域にある公設病院、いわゆる「社区医院」で無料で行われています。こちらは寧波市にある社区病院の予防接種専用の部屋です。新しくて、とても広くてきれいです。

写真2:受付カウンターと子どもの遊び場

写真2の右手にあるカウンターで受け付けを済ませ、写真1に写っている奧の二つの机でほとんどの予防接種の注射が行われます。写真には映っていませんが、ほかにBCG専用接種コーナーや、授乳コーナーも設置されています。受け付け時間は朝の8時30分から10時30分まで、接種は11時まで。ここの一番よいところは、接種を受けて、大泣きしている子供でも角にある子供遊び場に連れて行くと、泣きやみ、すぐ遊びに夢中になることです。この接種室の中で泣き声が割と少ないのは、そのおかげかもしれませんね。

しかし、このきれさ、この広さに感心しているところ、気になったことが・・・一応予防接種前に体温は測られますが、問診がない・・・保護者による接種されるワクチンの確認もない・・・。不安がいっぱいでした。
昔と比べれば、予防接種の普及率が著しく向上し、衛生状況や、接種管理にもかなり力を入れてきたように思えます。しかし、見た目の格好よさの裏にある安全性の徹底や、透明化などの課題も、同様に重視してほしいなあと思いました。

文責:楠楠

校正:李 妍焱

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