2016/05/11 by Tanada

CSnet Mail Magazine No.58

日中市民社会ネットワーク(CSネット) メールマガジン(2016年5月 第58号)

目次:

★はじめに:熊本地震被災地支援のお願い
★CSネットメンバーの最新動向
★CSネットイベント案内
★Website更新案内
★いま聞いてほしい:娘がブロンド美女にコンプレックスを感じなくなるために
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★熊本地震被災地支援のお願い

連休がいよいよ明けます。いま北京空港で搭乗を待っているところです。母のガンが再発・転移し、入院して1ヶ月、連休を利用して短い数日、母のそばにいることができました。驚くほどの速さで痩せていく母のそばで、ただただ手を握ったり背中をさすったりすることしかできない自分が情けなかったです。

8月8日、トヨタ財団のプロジェクトで予定している「高齢者を支えるコミュニティづくりの来日視察プログラム」が終了したら、すぐにまた母のそばに飛ぶと、約束して母の病室から出る時は、堰を切ったように涙が止まらなくなりました。

自分の目で母の顔と姿を見て、手に触って、初めて実感が涌いた気がします。何とかしたい。何が何でもなんとかしたい。

中国語には「眼不見,心為浄(目で見えなければ動揺し悩むこともない)」という意味のことわざがあります。遠く離れていると、たとえ情報として、映像としてそれを把握していても、本当に理解できることは少ない。母に会ってきて、そのことが身に沁みました。

九州地震の被災地もきっとそうだと思います。現場に駆けつけ、自分の目で現地を見て、体でその場の状況を感じ取っているボランティアたちは、本気で動揺したり心が動いたりすると思います。しかし、実際に行けない人でも、現場にいる人たちの動揺を受け止めることはできるのではないでしょうか。

CSネットや私個人がいままで関わった支援団体の募金情報をお知らせします。一緒に心を動かしませんか。

RQ九州:RQ九州のボランティアセンターは現在、熊本県下益城郡美里町と、宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町の2カ所。余震が続く中、ボランティアの安全確保を最大限留意しながら、物資配送やニーズ調査を行っています。クルマでの移動距離は長く、ガソリンもみるみる減っていきます。ガソリン代などにも使われる活動支援金は募集開始から大勢の人たちにご協力をいただいていますが(ありがとうございます!)、まだまだ足りません。

RQ九州ホームページ: http://kyushu.rq-center.jp/
RQ九州facebookページ: https://www.facebook.com/rqkyushu/
RQ九州活動支援金募集:http://rq-center.jp/news/2005

AMITA:アミタグループは熊本地震の被災救援や地域復興に対して、4月23日(土)から「ひと・つながり募金」の受付を開始いたしました。集まった募金額と同額をアミタホールディングス(株)が上乗せするマッチングギフト方式で、募金は全額被災地復興のために使われます。

アミタグループのひと・つながり募金の詳細:http://www.amita-hd.co.jp/news/bokin_0425.html

被災地協働センター:「熊本地震」活動支援金を募集しています。
郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
*お手数ですが、通信欄に「熊本地震」と明記下さい。
ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座
0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター
救援活動のブログ<http://blog.livedoor.jp/kyodocenter-kumamotojishin/>

(やんやん)

★CSネットメンバーの最新動向

●Fancy(朱):
まさか4日後にこんな大きな地震が起きるとは思わなかった……4月8~10日、熊本菊池にあるアナプルナ農園を訪問。正木さんとは2015年の三鷹映画祭でお会いした以来の再会だったが、10月に「花鳥村」で行われる予定のイベントの打ち合わせと下見。正木さんたちの暮らしを体験し、春ならではの野草料理を存分に楽しんだ。「花鳥村」に東アジア地球市民村の拠点をつくれたらと、早速構想し始めた。
熊本城を眺めながら、「また今度入ってみろう」とそのまま福岡へ向かったが、今になって後悔しきれない。移住者が集まる糸島では魅力的な田舎風景と素敵な若者たちに出会った。中国で同じ活動をしている若い人たちを連れてきたい!と、地元のネットワーク団体NPOいとなみの藤井さんと企画を。ちなみに、正木さんと藤井さんは5/21-23の東アジア地球市民村初参加の予定!
4月の下旬、シェアハウスはネパール震災支援のためのチャリティーイベントを行った。唯一共同企画したイベントは、不思議な縁でつながったアサラト奏者のPanmanさんがコラボ出演してくれてワークショップ。Panmanさんはその場でなんと東民村出演をも決めてくれた!
さらに、オリセンで行った熊本震災関連の集まりで2か月ぶりにくりこまの佐々木さんにお会いしたが、現場の貴重な話を聞かせてくれた。CSネットももちろんだが、東民村としても何か出来ないかと思い、ピースウォーク+ボランティアツアーが出来ないかなと、今回の東民村で提案してみよう。
4月はいろんな出会いがあって、ぐるぐるまわって輪になって、さらに広がっていてほしい~~!

●やんやんと陳燕:
4月24日にトヨタ財団助成の国際交流プロジェクトの一環として、北京視察報告会を兼ねて、高齢化社会の問題に取り組む実践者セミナーを開催した。やんやんと陳燕、プロジェクトチームメンバーの浅川澄一さん、小川利久さん、田辺大さんは3週間ほどかけて、できる限りの準備作業を行った。当日は50名以上の実践者が集まり、わざわざ北海道や奈良から駆けつけた参加者もいた。プロジェクトチームが北京におけるコミュニティケアの最新の動向について報告したのちに、日中交流の際に具体的なモデルとなりうる現場の実践例として、戸山ハイツの「暮らしの保健室」、高島平団地の「ゆいま~る高島平」、愛甲原のNPO法人一期一会の代表者が、それぞれの取り組みについて報告し、今後の日中交流の方向性を共に探った。後半は、参加者全員が「私が薦めたい面白いまちづくりの仕組み」についてグループワークを行い、高齢者ケアを支えるまちづくりの仕組み例の洗い出しを行った。参加者がFacebookグループを利用し、今後も情報交換を続けることとなった。

●棚田:
トヨタ財団助成プロジェクトの実践者セミナーのお手伝いをしつつ、自分から発信していける活動(絵本を活用したセラピー、自然学校とのコラボ、中国や台湾の優れた絵本の紹介や翻訳、等々)をスタートしました。まずは心理学を修めようと放送大学に入学したものの、予想以上に濃い内容の授業についていくのが精一杯。高校時代にも勉強したことのない統計学と格闘しています。目の前に次々と現れる壁に心が折れそうになりますが、「最終目標を思い描き、それに向けての小さなゴールを1つ1つ突破していく」ことを折に触れては思い出しながら、今日も頑張ってます。

★CSネットイベント案内

・「2016東アジア地球市民村 in 上海」開催迫る!
今年もやります、地球市民村!例年は3月開催でしたが、今年は5月21日~23日の日程で行います。場所は、上海青浦区金沢鎮。当初予定していた会場が急きょ使えなくなったりして、直前まで予定変更の嵐でしたが、ようやく無事開催にこぎつけました。
詳細は、サイトの案内をご覧ください →→→ http://csnet.asia/archives/17620

★Website更新案内
・4月の更新はありません。
・5月から、新しいボランティア体制が始まりました。翻訳(和訳・漢訳)チームは不定期の活動、情報チームは自身の活動や取材のレポートという形で展開していきます。詳細は、サイトの「ボランティア募集」ページに掲載します。

★いま聞いてほしい:娘がブロンド美女にコンピレックスを感じなくなるために

「世の中不公平」。娘がため息をつく。空港の化粧品売り場やブランドショップの広告に、またブロンド美女が多く登場している。ああ、ブロンド美女の群れだ、世の中不公平だ。なぜ自分はブロンド美女に生まれないんだ。
ブロンド美女も全員幸せとは限らないよ、と娘を諭すが、それでも羨ましくてたまらない。あれは自分とは違う生物なんだからあきらめなさい。違う生物なんだから比べること自体おかしいと言い聞かせる。娘はうーと、唸る。
若者数名が英語で談笑しながらそばを颯爽と通っていく。ああ世の中不公平だ。なぜ英語をしゃべっているだけでかっこよく見えるの?娘は嘆く。それは日本人の英語コンプレックスだ、英語をしゃべっているだけでかっこいいと勘違いするのは日本人だけだと突き放す。娘はうーと、唸る。
困ったものです。21世紀生まれの娘なのに、50年前の価値観に未だに囚われている。多様性のすばらしさを教えてきたつもりなのに、多様性という意味で相対的に良い環境の東京で生まれ育ったのに、なぜこうなってしまったのでしょう。
思い出してみよう。ブロンド美女が羨ましくない、英語をしゃべってもとくにかっこいいと思わなくなった自分は、どんな経緯でそうなったのでしたっけ。
あなたは、何でブロンドコンプレックスと英語コンプレックスに打ち勝ったのでしょうか?教えてください。(やんやん)

 

 

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