2015/12/09 by Tanada

CSnet Mail Magazine No.56

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日中市民社会ネットワーク(CSネット)メールマガジン 日本語版

201512月号(第56号)

http://csnet.asia

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【目次】

★はじめに:「2015年を振り返って

CSネット活動報告&活動予告

★マンスリー・ダイジェスト

連載 日中間の不理解に挑む:「思わぬところで中国と・・・

今月の“ありがとう!”

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■バックナンバーは、こちらから → http://csnet.asia/archives/category/mailmagazine

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【はじめに】 「2015年を振り返って

毎年この時期、代表の李は大学のゼミ生の卒論添削で缶詰状態。12月10日が締切と聞いているので、恐らく今頃は修羅場と化しているに違いない。どうか無事乗り切れますように。

CSネットの2015年は、こんな1年でした。

★訪日自然学校研修の回数が増えました。夏や冬の長期休暇には、中国の子ども達も受け入れました。訪日だけではなく、中国での成果を視察する訪中ツアーも行いました。自然教育に関するフォーラムも開かれるなど、「自然」をキーワードとした活動の広がりを感じています。

★自然学校に研修生を受け入れる上で、指導者としてのスキルも必要。そのためのCONE研修(自然体験活動指導者研修)も増えました。

★「第1回 東アジア地球市民村 in 上海」を開催。準備回だった昨年を上回る参加者で、大盛況でした。

★CSネット初の書籍『私たちの自然学校をつくろう』を、中国にて出版しました。中国で自然学校の主宰者を継続的に育成するための教材で、約2年かけて上梓した「血と涙と汗の結晶」です。

★8月より、インターン生として孫思依さんに来ていただいています。CSネットの取り組みを理解し、さらに活動の幅を広げていってほしいです。

★トヨタ財団による助成プロジェクトが始まりました。日中における高齢化社会に関する考察と提案を、1年かけて取り組んでいきます。

あっという間の1年だったが「できることを精一杯」やってきた1年だったと胸を張って言える。来年はどんな出会いや新しい道が開けるのだろうか。(Y.T)

【CSネット活動報告】
★11月7日~21日、東アジア地球市民村・ピースウォークを実施しました。晴れの日もあれば雨の日もあり、後半は歩く距離も1日あたり30km近くになることもありましたが、無事300kmを踏破できました!体験したからこそ得られる様々な気づきや学び、出会いに溢れた15日間でした。
★11月13日~15日、事務局長朱がいったんピース・ウォークを離れ、杭州で開催される第2回中国自然教育全国フォーラムに参加しました。日本側のキーパーソンとして、自然学校専門家の若林千賀子さんと森美文さんが、それぞれ「人材育成」と「安全管理」の分科会で発表し、朱も「自然芸術」の分科会で日本の事例を紹介しました。
★11月13日~17日、代表の李が中国の環境教育とESDの現状に関する実地調査を行いました。TEEN(日中韓環境教育ネットワーク)専門家を案内しながら、杭州で第2回自然教育全国フォーラムを取材した後、北京で自然の友や山水自然保護センター、阿拉善SEE基金会、中国環境省環境教育宣伝センターの宣伝基地などを訪問しました。

【CSネット活動予告】

★11月28日から12月8日にかけて、事務局長の朱が東アジア地球市民村の準備で上海へ行きます。次の東アジア地球市民村は5月開催予定です。テーマやコンセプトなど、決まり次第順次お知らせします。
★12月20日から21日の日程で、在日留学生向けの自然学校研修を実施します。この研修は、来年5月までインターン生として受け入れている孫思依さんが企画したもので、CSネットの活動を広く知ってもらうという目的も持っています。研修場所は、トヨタ白川郷自然学校です。

【マンスリー・ダイジェスト】

11月は、新たに2本の記事をサイトへ掲載しました。

★環境・災害支援・高齢化問題

子どもに先立たれた親、ボランティアに
http://csnet.asia/archives/17584

★草の根活動、公益活動

漫画本に生きる農業
http://csnet.asia/archives/17596

皆様、どうぞhttp://csnet.asia をよろしくお願いします。

【連載:日中間の不理解に挑む】 「思わぬところで中国と・・・」

ひょんなことから、近所の栄養教室の事務スタッフとして働くこととなった。

偶然は重なるもの。今、その栄養教室に、中国の栄養学校が講義と調理実習を依頼してきている。日本人が長寿な理由や、子ども達にとっての理想的な食生活とは何かについて、日本の食文化や取り組みを勉強したいという。年明け早々にも、その栄養学校の生徒さん達が来日する予定だ。
まさか栄養教室で中国語や中国に関する知識が役に立つことになるとは、思ってもみなかった。中国の、日本に対する関心は買い物だけではないのですね。CSネットでも自然学校を柱とする仕事が年を追って増加している。爆買いでもなく医療ツーリズムでもない、新しい「日中間を取り持つ道」、それが自然であり栄養というわけだ。どちらも命や生きることに深い関係がある分野。やはり、人間が共通して求めるものは充実した生命活動なのだろう。
しかし、栄養教室の事務所は大わらわ。日本人向けの講義や実習は慣れているが、中国人向けに一体どのような講義をすればいいのか、誰も分からない。

講義や実習の中身もさることながら、契約の手順も分からないことだらけ。中国人と日本人のビジネスに対する姿勢も異なるので、これまで日本人とだけ仕事をしてきた栄養教室は、何もかもが手探りの状態が続いている。
中国人は行動が早い。思い立ったらすぐ行動。そして見限った時の撤収も恐ろしく早い。日本国内で日本人相手に教室を開いてきた事務所スタッフは、所長以下全員が中国人のビジネスの進め方に面食らっている。そんなスタッフの姿を見て、少し前の自分を思い出した。
私も以前は日本人的な働き方(ゆっくりでも丁寧な仕事)しか知らず、中国人的な働き方に対しては日々ストレスが溜まる思いをしていた。よく言えば素早い行動、悪く言えばコロコロ変わってばかり、に振り回され続け、正直げんなりしていたこともあったが、今ではすっかり慣れてしまった。中国人のような迅速な行動と日本人のような丁寧な作業が身に付いた今、もしかしたら私って「仕事できる人」なのかも?!と自惚れてしまいそうになる。危ない危ない。
CSネットと栄養教室、両方で日中間を取り持つ仕事ができ、とてもやり甲斐を感じる。栄養教室ツアーを成功させ、息の長い交流につなげていけたらと思う。いや、つなげていくぞ!(Y.T)

【今月の“ありがとう!”】

 今月も翻訳ボランティアを始めとする皆様のご協力によって作業が進められました。日頃の感謝をいっぱい、いっぱい込めて、ここで「ありがとう!」をお伝えしたいと思います。(順不同)

翻訳:緒方典子様、片桐誠也様、三津間由佳様、山原由美子様
記事選定:趙秀梅様

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