2015/08/07 by Tanada

CSnet Mail Magazine No.52

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日中市民社会ネットワーク(CSネット)メールマガジン 日本語版

2015年8月号(第52号)

http://csnet.asia

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【目次】

★はじめに:法治を守ることは人権を守ること

★2015年度会員 募集中です!

★インターンがやってきます!

★CSネット活動報告&活動予告

★マンスリー・ダイジェスト

★連載 日中間の不理解に挑む:「日本を訪れると日本好きになるワケ」

★今月のありがとう!

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■バックナンバーは、こちらから → http://csnet.asia/archives/category/mailmagazine

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【はじめに】法治を守ることは人権を守ること

 中国では、統治者は国民を「強大な力を持ちうる者」として恐れ、警戒します。しかし日本では、統治者はいつも国民を小学生扱いする癖があるようです。安保法制を説明するために、安倍さん自身がインターネットラジオで実に低レベルのたとえ話を持ち出したり、ネットにひげの隊長さんのキャラクターの動画を載せたり、中国の海上建造物の話を「タイミング良く」持ち出し、「中国の脅威」を印象づけようとしたり。「国民の理解が足りないのは、まだ説明が足りないから」だと自民党が言います。しかし首相補佐官の発言や武藤貴也議員のツイッター書き込みが政権の本音を正しく伝えています。安保法制の本質を見抜いたからこそ、この異常な暑さにも負けず、日本全国で力強い反対運動が展開されているのです。国民が理解できるように「分かりやすく説明すべきだ」とか、「若者がだまされて反対しているのだ」とか、そんな発想自体、国民をバカ扱いする政権側の習慣化された思考パターンを露わにしています。

 それに、一番の問題は法案の内容そのものよりも、民主主義を標榜する日本において、その前提である立憲主義を、一国の総理大臣が強硬に踏みにじったことにあります。違憲の疑いが濃厚な法案を一党で強行採決するのは、憲法を事実上無効とする言語道断の行為。そんなことが許されるなら、「日本は、憲法がお飾りに過ぎず、いくらでも無視でき、無効にできる事実上の人治国家」ということを許すことになります。そんなのでいいはずがありません。「戦争反対」だけではなく、「違憲」という問題をもっと追求していかなければなりません。立憲主義という民主主義の前提をもっと強調していかなければなりません。日本を「人治国家」にするわけにはいきません。法治を守る、それが人権を守る基本なのですから。(やんやん)

 

【2015年度会員 募集中です!】

★2015年度会員は、年間を通じて募集しております。

CSネットの活動を広く長くご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

●会員募集&ご寄付のお願い

http://csnet.asia/action/donation

 

【インターンがやってきます!】

★ACT(公益信託アジア・コミュニティ・トラスト)の助成を得て、8月から2016年3月まで、東京大学大学院修士課程1年生の孫思依さんがインターンとしてCSネットに加わります!みなさんどうぞよろしくお願いします。

 

【CSネット活動報告

★6月28日から7月7日の日程で、中国の子供たちを日本の自然学校に迎える「中国子供キャンププロジェクト」第2弾 in 北海道を実施しました。子ども達は日本も中国も同じで、最初はケンカをしたり言うことを聞かなかったりで大変でしたが、親子キャンプが終盤に近づくにつれ、学びの成果が現れるようになりました。これをきっかけに、自然について興味や関心を抱いてくれるといいなと思います。CSネットは単に中国の子供キャンプを日本の自然学校で行うことを事業としているわけではありません。中国の自然学校領域の人材育成の一環として、同行する中国側のスタッフの研修を兼ねてこのプロジェクトを実施しています。今後は中国側のスタッフだけではなく、日本にいる留学生をこの分野の予備人材として育て上げていく仕組みを作っていきたいと考えております。

★上記のプロジェクトに続き、7月15日から23日の日程で、同じく中国子供キャンプ第3弾を実施しました。こちらも、大沼ふるさとの森自然学校での活動をメインとした「1箇所滞在型」で、子ども達は自然の中での様々な体験をしました。

★7月26日から8月4日の日程で、南都基金会主催の若手社会起業家育成計画(銀杏計画)の来日研修を実施しました。東京都内の各種施設の見学や講演会、自然学校(KEEP)の視察等、大変盛りだくさんな研修となりました。感想レポートが寄せられましたら、順次翻訳してサイトへ掲載していく予定です。

 

【CSネット活動予告】

★7月に中国子供キャンプを2回実施しましたが、8月も引き続き実施する予定です!8月10日から8月20日の日程で、くりこま高原自然学校にて行います(雲南在地主催・CSネット共催)。自然学校キャンプの後は、日本のコミュニティ活動の視察で三鷹を訪問する予定です。

★8月29日から9月1日の日程で、JICAプロジェクトの一環である「中国自然学校ネットワーキング会議」を成都にて実施します。JICAプロジェクト最後の年を締めくくるのに相応しい成果を得られるよう、目下鋭意準備中です。

 

【マンスリー・ダイジェスト】

7月は、新たに3本の記事をサイトへ掲載しました。

 

★草の根活動、公益活動

コミュニティの資源を動員する拠点として:地域に根ざしたカフェの誕生

http://csnet.asia/archives/17295

★≪ソーシャル・イノベーションの星≫ 黄柯

http://csnet.asia/archives/17307

★≪ソーシャル・イノベーションの星≫ 何磊

http://csnet.asia/archives/17313

 

皆様、どうぞhttp://csnet.asia をよろしくお願いします。

 

【連載:日中間の不理解に挑む】「日本を訪れると日本好きになるワケ」

 日中間の不理解、というと、ついつい堅くて真面目な論調で批判的な話になってしまいがちになるので、今月は少しソフトで楽しくなる話題を。題して「日本で目にする、何気ない光景10景。これを見れば、どうして日本好きになるのかが分かる」。

http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzA5NDI5MTgzOA==&mid=210908087&idx=1&sn=fc8ec1273e12506e4f72a81361a09875&scene=1&from=singlemessage&isappinstalled=0#rd

 原文は上記URLをご覧いただくとして、ここではエッセンスを訳してご紹介しよう。

 
<光景その1>

道路工事の現場にて。警備員が交通整理をしながら、通行人や通過する車すべてに「道路工事中につき、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」とお詫びしている!

<光景その2>

手を挙げて横断歩道を渡る子ども達。渡り終わると、横断待ちをしていた車の運転手に「ありがとう」と御礼を言った!

<光景その3>

お店では、商品を受け取って立ち去る客にも、店員がお辞儀しながらその背中に向かって「ありがとうございました、またのご来店をお待ちしております」と声を掛けている!

<光景その4>

とある電車の駅で。電車が近づくと、プラットフォームで日向ぼっこをする野良猫がうっかり轢かれないように、ホームにいる誰かが猫を安全な場所へ抱えていく!

<光景その5>

奈良県にて。野生の鹿が道路を横断するのを、静かに待つ車の列。鹿を驚かさないよう、先頭の車はすべての鹿が渡りきってからアクセルを踏み、そっと発進している!

<光景その6>

温泉の露天風呂にて。山に住む野生の猿が入ってきても追い払わず、一緒に仲良く温泉につかっている!

<光景その7>

駅のゴミ箱。「ペットボトル」「新聞・雑誌」「ビン・缶」「その他のごみ」と分別。日本では子どもの頃から生活スキルとして身につけるよう躾られている!

<光景その8>

ゴミ収集所にある、カラス避けネットのおかげで、スムーズな収集が可能になっている!

<光景その9>

都会の川でも水が澄んでいて、夏になると親子連れが水遊びにやってくる!

<光景その10>

空港にて。滑走路や機体周辺で働く空港職員が、離陸しようとしている飛行機に向かってお辞儀をし、手を振りながら、旅の無事を祈っている!

 

 どうして日本を訪れた中国人が、日本を好きになるのか?空気がきれいだから?人と自然が仲良しだから?愛想がいいから?空港スタッフが手を振ってくれるから?いや、私たち中国人がここ何年も声高に叫んでいる「なごやかで調和の取れた社会」が、他ならぬ日本にあるからかもしれない。(Y.T)

 

【今月の“ありがとう!”】

 今月もサイトの更新は翻訳ボランティアを始めとする皆様のご協力によって無事進められました。日頃の感謝をいっぱい、いっぱい込めて、ここで「ありがとう!」をお伝えしたいと思います。(順不同)

翻訳: 緒方典子様、佐藤祐子様、島崇之様、三津間由佳様

記事選定: 趙秀梅様

 

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