2015/06/04 by Tanada

CSnet Mail Magazine No.50

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日中市民社会ネットワーク(CSネット)メールマガジン 日本語版

20156月号(第50号)

http://csnet.asia

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【目次】

★祝50号!!

はじめに:「山で集う 山で考える」

★2015年度会員 募集中です!

CSネット活動報告&活動予告

★マンスリー・ダイジェスト

連載 日中間の不理解に挑む:「ものを申すNGO」

今月のありがとう!

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■バックナンバーは、こちらから → http://csnet.asia/archives/category/mailmagazine

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【祝50号!!】

2011年1月に創刊したCSネットメールマガジンが、今月で50号を迎えました。メールマガジンを発行し始めてから4年半、CSネットは少しずつながらも着実に成長してきました。次は100号を目指して、これからも様々な情報を発信し、日中間の架け橋となるような活動を展開していきます。

【はじめに】 「山で集う 山で考える」

 NHK総合で放映中の『ドキュメント72時間』で、東京の高尾山が舞台となった。

 子どもも大人も、平日の昼間から大勢の人々が山で集う。都心から電車で2時間弱、山頂までケーブルカーで来られるという手軽さも魅力のひとつなのだろう。

 取材を受けた人々の山へ来る理由は実に様々。親睦会やストレス発散、人生の節目に向けて心機一転、健康登山で毎日、辛い現実を少しだけ忘れて、また明日から前を向いて進むため、ただ何となく・・・人の数だけ理由があるのではないかと思わせる程だ。

 山へ来る理由は様々だが、自然体で過ごすことができる、少しだけ世俗から離れた不思議な空間に身を置き、来し方行く先に思いを巡らせることができる貴重な場所、それが山なのかもしれない。

 来年から祝日「山の日」ができる。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日と決められている。火山の噴火が相次いでいるこの頃、私たちは山と共に生きていることを、改めて感じさせられる。山の木々や生き物に触れ、人も自然の一部だと意識的・無意識的に感じることが、現代人にとっても必要不可欠なことなのだろう。『天空の城ラピュタ』ではないが、人は土から離れて生きてはいけない。

 時には思い切って、加工されていない自然の中に身を委ねて、新しい次の一歩を見つけてみようか。(Y.T)

2015年度会員 募集中です!

★昨年4月より会員募集とご寄付の受付を始めました。今年度も、新規会員を募集します。

CSネットの活動を広く長くご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

●会員募集&ご寄付のお願い

http://csnet.asia/action/donation

CSネット活動報告】

★5月18日、代表の李がJICA東京にて、3年目に入った自然学校プロジェクトについて報告し、意見交換を行いました。

★5月26日~31日の日程で、JICAプロジェクト自然学校来日視察を行いました。それぞれ特色の異なる複数の自然学校を訪問し、日本の自然学校の理念、歴史、取り組みの特徴などについて学びました。視察の締めくくりとして30日に交流会と懇親会を行い、学んだ事柄や自身の取り組みについてメンバーが発表することで、学びを更に深めることができました。

CSネット活動予告】

★6月9日~14日の日程で、事務局長の朱が中国の山水自然保護センター主催の自然学校研修に参加します。管理者向け研修で、日本での自然学校受け入れ研修を実施する上で必要な指導・管理能力の向上を目指します。

★今年度からスタートした、中国の環境教育スタッフと親子を同時に日本の自然学校に招くプロジェクトの第2弾を、6月27日~7月15日の日程で北海道にて実施します。2月に実施した第1弾は雪山キャンプでしたが、今回は初夏の北海道の自然を学ぶ予定です。

【マンスリー・ダイジェスト】

5月は、新たに4本の記事をサイトへ掲載しました。

★主要プロジェクト

<中国に自然学校を>

日本での雪山キャンプ ~私たちの歩む道~ http://csnet.asia/archives/17211

★環境・災害支援・高齢化問題

滇池湖畔の魯お爺さんと彼の環境保護アイデアの世界 http://csnet.asia/archives/17209

★草の根活動、公益活動

民国時代の「無料の昼食」 http://csnet.asia/archives/17189

美しい島と新農業人の出逢い http://csnet.asia/archives/17196

皆様、どうぞhttp://csnet.asia をよろしくお願いします。

【連載:日中間の不理解に挑む】 「ものを申すNGO」

 2000年に発行された齋藤純一さんの『公共性』(思考のフロンティア)をゼミで輪読している。次の一節がある。「公共的空間における十分な議論を経るべき重大な争点について、政府与党の意思が『市民社会』によるさほどの抵抗を受けることもなく通ってしまった事態をどのように見るべきだろうか(ここでは、99年に周辺事態法、住民基本台帳法、通信傍受法、国旗・国歌法、出入国管理法の改定、団体規制法といった一連の法制化が行われたことを念頭においている)」。15年後の今、事態が改善どころか、ますます深刻になっている。「市民社会」は意志を表明しない。横のつながりとしての「水平の次元」の公共性が90年代後半以降、NPOへの認知と共に広がりを見せているが、政治に対してものを言う「垂直の次元」での公共性は、萎えたままの状態だと言わざるを得ない。

 友人がメールで、今朝の朝日新聞に載っていた中国のNGOの記事を紹介してくれた。政府がNGOに対する取り締まりと封じ込めを強化しているという記事。「李さんの本を読まずにあの記事を見れば、中国に対するネガティブイメージが増長してしまうのでは?」と友人が心配の声を寄せてくれた。このように物事を異なる視点から捉えることを忘れない方がいてくれるのは、実に有り難い。

 取り締まりの強化は、私も耳にしているし、たしかにそのような傾向にあると思う。しかし、それだけ中国のNGOが、政権にとって「脅威となりうる」ほど力が付いてきたとも言える。そして何よりも、「政権に楯突く存在」だということを示している。朝日新聞の記事を読んで、中国の圧政を憂いする皆様に是非考えていただきたい。日本のNGOとNPOを、政権に取り締まられるほどに成長させるためには、何をどうすればいいのだろうか。

(やんやん)

【今月の“ありがとう!”】

 今月もサイトの更新は翻訳ボランティアを始めとする皆様のご協力によって無事進められました。日頃の感謝をいっぱい、いっぱい込めて、ここで「ありがとう!」をお伝えしたいと思います。(順不同)

翻訳: 三津間由佳様、藤澤美歩様、島崇之様、佐藤祐子様、山原由美子様、陳セイ様

記事選定: 趙秀梅様

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