2015/03/27 by Tanada

『老小孩』 ~ 高齢者のための娯楽ツールを【後編】

前編は、こちらから →→→ http://csnet.asia/archives/16972

中国語(原文)は、こちらから →→→ http://csnet.asia/zh-hans/archives/16977

——————————————————————————–

三つ目は、思考の拡大と開拓だと考えている。ブリティッシュ・カウンシル(以下、BC)に参加する前、私たちはビジネスのやり方を用いて問題を解決しようなど考えもしなかった。高齢者は高齢者、社会の弱者でもあり、彼らの収入は高くはない。私たちは、政府の援助を受ける一方で、基金会の助成金を申請して高齢者を助けている。しかし、このようにやりくりするのは、非常に疲れる。毎年申請する事業はどのくらいあるのか、毎年申請するお金はいくらぐらいなのか。もし私たちの成長が政府の援助や基金会の援助に縛られたら、事業の拡大は難しいので、ビジネスモデルを以て、このような社会的問題を解決するのである。問題が見つかったら、対象者の中に隠れている要求はどこにあるのかを理解しようとするのだが、私は次の二点が分かった:

一つ目に、高齢者は旅行が大好きなので、旅行会社を設立したことだ。更に、この旅行会社は、現在大変好調である。非常に多くの高齢者が私たちと共に出かけ、チベットのポタラ宮まで足を伸ばす。高齢者にとって、ポタラ宮はどのような感じなのだろうか。その他にも、コスタ・クルーズでイベントが催された。このクルーズでの娯楽は、外国人が出演しているのだが、現在は高齢者を舞台に出演させている。もっとも感動的だったのは、80歳以上の高齢者が、ルオ・ダーヨウの《童年》を歌った時で、本当に感動を呼び、彼らの夢を実現させることができた。これはわたしたちが行ったことで、拡散的思考回路をビジネスに応用する試みであり、あなたが関心を寄せている人々の脈や痛点を把握し、彼らの痛点をつかみ取るものだ。当時、官応廉先生と交流したのだが、彼が私に与えた最大の啓発は、あらゆることを取り巻いているのは、遊ぶということである。どのようにして遊びの「場」を作り、高齢者にこの環境で遊び仲間を見つけてもらい、更に社会の価値を見出してもらうのか。老小孩ビジネスの舞台では、社会のやり方を用いて、高齢者らの問題を解決しようとしている。

最後は、異なる分野同士のコラボだ。皆さんが注目しているどの団体もとても重要だが、協力や分かち合い、交流は必ず実行できる。私が老小孩を創設した頃、スタッフに一貫して次のように話した。高齢者事業は「水位が高くなれば船も上がる」事業であって、「水が落ちて石が現れる」事業ではない。自分が目立とうとしてはいけない。他人を攻撃し抑圧すると、相手は皆死んでしまう。自分をただそこにある煉瓦だと思って、どのような意思も持たないでいると、必ず全ての高齢者事業は上向きになってくる、と。もし、皆さんがリーダーだったら、いつも「水位が高くなれば船も上がる」状態でいられるだろう。私たちは現在、高齢者サービスの連盟を作り、高齢者サービスのコンクールを実施している。他にも、BCに準えた活動も行い、先生やベンチャーキャピタルにお願いして一緒に高齢者事業を見てもらった。彼らの事業を成長させ、間もなく私たちの事業プラットフォームと連結できるようになる。思うに、老小孩プラットフォームで生き生きと活動する高齢者は少なくとも上海の人で、活力に満ち、商売能力も持ち合わせ、潜在能力もある高齢者事業となっている。私たちはオープンなので、彼らの事業と私たちの事業が直接コラボするのに好都合なのだ。

まとめると、ひとつには公益の分野に絞ること、次に自分のビジネスモデルを持つこと。政府のお金や基金会の資金をもぎ取るのに汲々とすることではない。他に必要なことは、自分が持つ境界を越えて協力し合うという広い心を持って事に当たることだ。

私は2010年にBC社会企業家プロジェクトの研修を受けた。思考回路を打開したおかげで、公益活動をしている一個人が徐々に進化して、いっぱしの社会企業家になった。社会モデルで問題を解決する方法、これは根本からの変化であり、BCが私たちにもたらしたものだ。第二に、私たちにはとても良い仲間たちがいる。先ほど異なる分野とのコラボに触れたが、特に私たちが一緒に英国へ行き中華社会起業家連合会を発足したこと、この連合会は前回のBCで勝利を収めたのだが、このWechatグループを作ってからはずっとそこで交流し続け、互いに経験をシェアしてきた。自分たちのリソースやチャンスをシェアすることもあった。BCが私たち仲間に与えてくれたといってもいいだろう。もちろん資金面でBCも私たちを支えてくれたので、私にとっては最も困っている時に助けてくれた出来事でもあった。BCと共に歩んで4年、BCにはひとかたならぬ世話を受けたので、BCのために一肌脱ごうと思っている。どのような事柄なら苦労を厭わずやり遂げられるのか?ここにいる皆さんが本当に高齢者事業をやりたいのであれば、プロジェクトであれサービスであれ、私たちに連絡してください。私たち老小孩は現在15万ユーザーを抱えている。実名制についても検討材料として提供できるので、老小孩のユーザーをテストフィールドで活用してもいいし、ひょっとしたら第一陣のユーザーが皆さんの仕事を請け負ってくれるかもしれませんよ。

執筆者
執筆者所属 公益慈善周刊 2014 年第 36 期
翻訳と校正 翻訳:萩原千瑛、棚田由紀子 校正:棚田由紀子
メディア BottleDream微信http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MjM5NDA4NzYyNw==&mid=204390268&idx=1&sn=56deb8db913f7d726128e18189b895a9&scene=1&from=singlemessage&isappinstalled=0#rd

 

Facebook Twitter 微博

CATEGOLY