2014/07/10 by Tanada

交流を深め、未来を共に創ろう

201439日、東アジア地球市民村で交流を深めた日

20140710-1『2014東アジア地球市民村』イベントの2日目は、参加型・開放型の討論が終日行われた。日中両国の環境やエコ分野に携わる人以外にも、様々な業界からこの分野に興味のある人が参加し、その数は100名を越えた。

今回の交流デーを企画運営したファシリテーターは、日本から来た同志社大学教授で、参加型討論のベテランでもある中野民夫さん。そして、彼の学生である郭浩さんと、上海側のファシリテーターである劉軼がアシスタントを務めた。

参加型討論によって深まるつながりと智恵

参加型討論では、参加者が100名を越えても、短時間で交わされる対話の中から、それぞれの智恵が呼び覚まされ、一緒になって交流の成果を生み出すことができる。このような形式を採ることで、ワークショップの目的『交流を通して理解を深め、互いに共通する東アジアの環境問題を認識し、一緒になって未来の協働プロジェクトを模索する』が確かに実現に向かう。

中野さんは、1日の交流のために『ワールドカフェ』と『オープンスペース』の2つを企画してくれた。

20140710-2早朝から、ボランティア達がリラックスした雰囲気で参加者を迎え、『ワールドカフェ』に案内した。古北市民センターの1階にあるスペースいっぱいに20卓近い「カフェテーブル」が設置され、もちろんティーブレイクはいつでも自由に取れる。参加型ワークショップの形式や意味が簡単に説明された後、3ラウンドの討論が始まった。それぞれのテーマは「私が気になっている環境問題は何か?」「東アジア地区の環境問題では、各国間でどのようなつながりがあるのか?」「私に出来ることは何か?」。ラウンド毎に新しいメンバーが集い、新しいテーマで討論する。参加者同士はあっという間につながり、新たな交流や考え方が絶え間なく生まれていった。

20140710-3短い昼休憩を挟んで、午後は『オープンスペース』の時間だ。参加者は自分の興味のある話題を自ら提起することができ、討論に参加するメンバーは参加してみたいテーマのグループを自由に選べる。オープンスペースには、驚きと喜びが待っている。30以上のテーマが提起されたが、どのグループ討論でも導き出された結論は参加者ひとりひとりの智恵と貢献のおかげである。

夕方になると、名残惜しさと少しの疲労感の中、全員が1つの輪になり、芸術家の宮本氏と陳志鵬氏によるスピリチュアルな演奏を聴きながら内なる自分と向き合い、今日一日の交流と活動を心に蓄積させたのだった。

20140710-4イベントの最後に、陳志鵬さんが主催者側と日本から来た友人に自分と父親の作品を献上し、大友さんの指揮の下で全員が『地球市民村』のテーマ曲を合唱して、喜びの内に幕を下ろした。

中野さんと一緒に作業して

中野さんのアシスタントとして一緒に作業して、私もまた先生と参加型討論そのものから絶えず学び続けた。

イベントの準備期間は非常に限られていたが、先生は臨機応変に必要な物を現地調達するよう指導してくれた上、すべてのボランティアが心を一つにして効率よく協働したので、100名を越える参加者をつなげて交流させることが可能となった。

先生は謙虚で穏やかで、誰かをコントロールしようとせず中立を保っていた。それだけでなく、いつも現場と団体のエネルギーの変化に注意していて、優秀なファシリテーターの在り方や精神を私に見せてくれたのだった。

参加と共創と権利の付与は参加型討論の精神で、永遠に発展する精神が互いにぴったりと符合するのと似ている。これら3つは、ある種の生命状態を取り戻す過程――権威への服従から自主へ、比較や競争から相互依存へ、制約から充足へ、外部の賞罰から内部から生まれる活力へ変化する過程の中にある。国籍も地域もバックグラウンドも異なる人々は、もともと話題も生活も異なっているが、今回この場でつながり、対話し、私たちが確信する地球市民村を共創したのである。

(文:劉軼、翻訳:棚田由紀子)

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