2014/05/20 by jixin

【pal*system】記念対談:子育て支援から、住みよい暮らしの環境づくりへ(前編)

パルシステム神奈川ゆめコープが、セカンドリーグの立ち上げの議論を始めて、およそ3年。NPO法人化という大きな節目を迎えた中、当事者は今、どんな想いや課題、そして、夢を抱いているのでしょうか。セカンドリーグ神奈川のミッション(使命)について、熱く語り合っていただきました。

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写真:特定非営利活動法人 セカンドリーグ神奈川 理事長 六角 薫(左)

写真:生活協同組合パルシステム 神奈川ゆめコープ 理事長 吉中由紀(右)

 

図:セカンドリーグ神奈川のめざすもの

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セカンドリーグ神奈川HP http://www.secondleague.net/index.php?page_id=65

セカンドリーグ神奈川 検 索

 

「子育て支援」を捉えなおす

 

六角◆子育て、地域福祉、少子高齢化、食の安全・安心、街づくりと、地域には今、いろいろな課題があります。それを解決するためには、生協内の枠組みだけでは難しい部分があって、それを担うのがセカンドリーグの役割でしょうね。

吉中◆それも、困っている人を直接サポートをするのではなく、すでに支えあいの活動をしている団体や人がいるので、そこをサポートしたりつないだりする。地域活動をしている団体をサポートしたり、団体同士をつなげたり。

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写真:神奈川ゆめコープで長く取り組んできた子育て支援の実績が、セカンドリーグ神奈川の活動にも生かされていく。

 

六角◆〝縁結び〟ですね。ただ、「セカンド」と言われても、いろんなイメージがありますよね。就職、結婚、出産、子育てとステージが変わる中で、次に何をめざすのか。それぞれの人の生き方や想いと、地域の課題解決をどうやってつなげていくのか。

吉中◆議論の末に出した結論は、まず取り組む分野を子育て支援にすることでした。神奈川ゆめコープは、若い世代や子育て中の組合員が多く、子育て支援そのものが、組合員活動の中で実績がありました。神奈川ゆめコープの資源がいかされて、なおかつ地域や組合員から一番求められているものが、子育て支援だったんです。たとえば、いろんな世代のお母さんを交えたお茶会を開くだけでも、有意義な場づくりになりますよね。

六角◆私自身、生協の理事をやっている間に妊娠・出産をし、そのとき抱えた悩みもあった。私の場合は相談相手がいましたが、ひとりで悩んでいる人も多いはず。「これこそ、セカンドリーグが解決すべき問題だ。よし、やってみよう!」と。

吉中◆六角さんが子育て経験の中で感じたことを、セカンドリーグ神奈川の理事長として生かしてもらえると思ったんです。「すまいる・ゆいねっと」(※1)の活動に担当理事として長く関わってくれたし、子育て支援の大切さを現場で知っているからこそ、協力してほしかった。

六角◆一方で、課題も感じています。組合員の方に、セカンドリーグを立ち上げた意義を、ちゃんと理解してもらっていない気がするんです。たとえば、「子育てしにくい社会」という問題は、いずれは自分たちの暮らし課題になる。でも自分が今、直接、子育てに悩んでいなければ、その問題提起は伝わりにくい。

吉中◆事例をもって、伝えていくしかないでしょうね。地域の中でセカンドリーグが役立ったとき、初めて理解され、認められると思います。

六角◆それに子育ては、子どもが小さい間だけじゃないんです。ニートやひきこもりの子どもを抱えて、悩んでいる親は多い。「自立して当然だ」「自己責任だ」という社会の風潮もあって、なかなか悩みを打ち明けられない。そこを支援するのも、私たちの役目ですね。「子育て支援」は、いろんな意味で幅が広いものだし、そのことを組合員の人たちに理解してもらうことも大事でしょうね。

 

セカンドリーグ神奈川に

期待します!

 

NPO法人 セカンドリーグ埼玉

事務局長 桑原由次

第3の地域セカンドリーグの誕生、おめでとうございます。セカンドリーグには、中間支援のNPOとしての共通の使命があります。人、モノ、金、場所、情報を上手にマネジメントしていくために、相互に連携し、神奈川と埼玉の地で、成功例を創っていきましょう。

 

パルシステム千葉

組織運営本部長 中根 裕

セカンドリーグ神奈川、法人化おめでとうございます。地域活動やコミュニティビジネスの活性化には、それを支える中間支援組織の存在が不可欠です。セカンドリーグ神奈川が、その一翼を担うことを期待します。

 

(※1)集団一時保育「すまいる」と、家事や保育のサポートを行う「ゆいねっと」。

パルシステム神奈川ゆめコープが取り組む、組合員同士の助け合い活動。

 

執筆者

執筆者所属

翻訳と校正

メディア

パルシステム・セカンドリーグ月刊「のんびる」No.76(2013年2月号)より転載(pp.46-47)

 

 

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