2014/03/25 by Tanada

日本の自然学校 研修日記(2)

愛の理論

大抵の場合、私たちは理論を見つけてから解決方法を探します。では、自然学校にはどんな基礎理論があるのでしょうか?生態学、教育学それとも社会学?きっと厳格かつ系統的なシステムで学校の隅々まで指導しているのでしょう!whole earth自然学校(以下WENS)に来てから、その基礎理論に私は心から納得しました。

日本にある3700余りの自然学校の中で、1982年に創立したWENSは一番古い自然学校です。設立した頃は、東京ディズニーランドがオープンし、テレビゲームが盛んに行われる時代でした。創始者の広瀬氏は、軽トラックに動物を乗せて外へ出向き、騒がしい公園と交流ができない家電製品以外に、子供に家畜と接触する機会を作りました。やがて、動物と接触することをきっかけとして、自然と接触する様々な活動にまで発展したのです。グライダーや熱気球、鐘乳洞探険等はすべて体験できる活動です。これまで、多数のテーマイベントを実施してきました。4月から6月までは、最も人気のある休学旅行の時期で、毎年22,000人もの学生がWENSの体験活動に参加しています。

コーディネーターのJolieはゆっくりだけどはっきりした口調で話します。自然学校が遵守する理論は何かと聞いたところ、彼は黒板に“愛”という文字を書きました。人間がある人もしくはあるものをしっかりと守りたいと思う時、その原因はというと、守りたいものが好きだからです。例えば、お母さんが子供に対する愛情と保護がそれに当てはまります。全く知らない物事について、感情が発生することはありません。ある機会で知り、接触し、交流して、初めて感情が発生します。自然への思いも同じです。環境問題に関して、子供が本から多くの保護のしくみを学べますが、ただの頭の中の知識にすぎず、感覚を持ってないので、自然が好きになることはありません。だからこそ、自然学校が提供した一番のものは機会です。子供が自然に対して感情をもてるようにする機会です。子供に自然と接触させて、一緒に遊ばせる。自然学校は愛が生まれる場所です!それは冗談としても、教育は一朝一夕のことではありません。私達の目的は、大きな炎を上げるのではなく、いくつか希望の種を作ることによって、愛情の炎を自由に燃やすことです。総じて言えば、私達の目的はより良い社会を建設すること。意識があるだけは足りない、行動しなければならない。また、行動には感情の共鳴が必要です。

これはWENSの最も基本となる理論です。それは、私達が常に話題にしている、理論として扱ってない“愛”です。この基礎理論があれば、たくさんある“目的”や“期待”の中でもつれ合うことは、もうないでしょう。そして、基礎理論に沿って、さまざまな行動方法を改めて探るのです。

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写真:画像:“LOVE・愛”の――Fancy、オレンジ、ジャスミン、滔さんによる共同創作

執筆者  
執筆者所属  
翻訳と校正 翻訳:季新 校正:棚田由紀子
メディア

http://blog.sina.com.cn/s/blog_b31740680101ant2.html

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