2013/10/04 by Tanada

《ソーシャル・イノベーションの星》陳偉祥

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陳偉祥:行動で公民意識を呼び起こす

推薦文:祥子の公民行動(公民に相応しいふるまい)を見ると、若者の未来に希望を持った。広州市での様々な公的な事案のなか、ヤジウマ派と比べ、彼は自分の行動で答え、身の周りの人に影響を与えたいように見られる。社会的幸福度が経済的な指標だけで測定されるのではなく、すべて政府に任せることもできない。我々一人ひとりは、世の中のため自分なりの責任や義務を背負うべきである。20131004-7

陳偉祥氏は中山大学医学部臨床医学専攻の大学3年生で、皆に「小祥子」と呼ばれている。彼は黒橙(ブラックオレンジ)創意公社の創設人の一人だ。2010年から、陳氏は大学のキャンパスにある「心心之火」という公益サークルで、僻地の教育へ支援するプログラムに関わっている。かつてこのプログラムの隊長を担ったこともある。2011年10月に陳氏は国慶節の休みを利用し、フォックスコン(富士康)に「もぐりこんで」、ipadのイヤホンの部品生産ラインで働いた。また、四日間の日記を書き、それをもとに『南部公益週刊』の「新益思コラム」に投稿し、素朴な感想を語った。「固定された労働者の生活スタイルを変えよう」という文章を掲載してもらった。その後、陳氏は、公益事業関係者向けに、今回の「もぐりこみ」経験を分かち合う会を開催した。そこで自分の体験、考えや感想などを、労働者問題に関心を持っている人々と分かち合い、農民工の労働問題に注目するよう呼びかけた。

2011年11月、陳氏は大学生の公益サークルのブラックオレンジ創意公社を立上げた。芸術など新しい手法で社会的な議題に答えようという方針を確立した。さらに、中国の内陸部で初の「不平合唱団」を創設した。そこで主に社会問題を反映したり、公民の行動をリードしたりする活動を行っている。メンバーは、中山大学医学部、外語外貿学院とその他大学の在学生から成る。

一か月後、陳氏は正式に「ブラックオレンジ・不平の合唱団」を創設した。香港の不平の合唱団の創設人Vangiらを広州へ招待し、彼らの経験を分かち合うことができた。新しく作られた不平の合唱団は、2011年のクリスマスに広州市の中心部で公演を行った。自分たちで作った歌詞を通して、大衆に注目されている数多くの大きな社会事件・社会問題に関する自分たちの考えを訴えることが目的だった。彼らの活動は中国国内の10社以上の主要なマスコミによって報道され、取り上げられた。

2012年1月から2月にかけ、陳氏は5回ほど陸豊烏坎村に出入りし、民主的な芽生えを探りながら社会知識をしっかり身に付けた。また、10数名の友人を率いて村を訪れた際、その中には香港のテレビ番組「鏗鏘集」の編集・監督を務める潘達培氏もいた。2月1日、陳氏がクラスメートと「鏗鏘集」プロジェクトのスタッフを率いて、陸豊烏坎村の選挙を見学しに行った。彼らは、現場で大学生の選挙ボランティアとして、現場の秩序維持および得票集計や開票係の仕事に協力した。

3月下旬、内陸部のハルビン市の病院で発生した未成年患者による医師の殺傷事件に対して、陳氏は、国内の医療改革を呼びかけるため、クラスメートを集め、街に出て「王浩に哀悼の意を捧げ、気持ちを通わせよう」という主旨の「行為芸術活動」を行った。2012年1月、陳氏の提唱により、広東省で教育支援フォーラムが開催され、団体が組織され、募金が集められるようになった。それによって広東省で約80組の学生による僻地への教育サポートチームと民間教育におけるNGO活動との交流が実現された。2012年末、陳氏が、広東省の農民工博物館を見学した際、博物館のデザインでは農民工の仕事や生活をリアルに反映していないことに気付き、陳氏は政府に、関連する設計資料を公開するよう申請した。また、農民工の声が聞こえるよう、さらに農民工と政府機関関係者との対話が実現するよう促した。

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執筆者
執筆者所属 社会創業家
翻訳と校正 翻訳:劉楠 校正:棚田由紀子、李楠楠
メディア

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