2013/10/04 by Tanada

《ソーシャル・イノベーションの星》陳統奎

20131004-2

陳統奎:ボトムアップ方式による故郷の再建

推薦文:陳統奎さんは一人の知識人として、こう考えている。「街づくり」にとって、最も力となるキーワードは人である。彼がやっていることは、村の人々に知識を与え、自らも修養を高めながら、たくさんの人に影響を与えることである。知恵を集め、愛と思いやりで魅力溢れる新故郷を作ること、その中で人が育つことが最も価値ある事業だと主張している。

20131004-3

20131004-4

2009年9月、陳統奎氏は「南風窓」の記者として公式に台湾に出張していた。台湾南投県埔里村の桃米エコロジーパークいわゆる「カエル共和国」では本物の「街づくり」を目にした。その年末に、彼は経験を基に故郷の博学村で「ミツバチ共和国」を設立した。その中で、博学村の蜂飼育に関して専門性を有する点や、火山口に位置する点などのメリットを生かして、村民の60世帯あまりとともに野菜や果物、ミツバチ飼育などの伝統的な農業形態から有機農業、生態保護、レジャー体験の一体型となる教育基地を作りたいと考えた。目的は未来まで永遠に共生できる生活方式。日々荒れていく社会を改善し、自然環境と精神環境を改善する有効な方法である。

20131004-52009年12月20日、陳統奎氏の「博学エコロジーパーク」の建設が正式に始まった。「博学エコロジーパーク」を発展させるため、インフラ建設を進めて行かなくてはならない。陳統奎氏は村民とともに政府に支援を求めた。そして、井戸を掘り、マウンテンバイクレース用の道路と文化室を建設し、さらに道路に沿って電気の配線も設けた。

2010年6月2日、「博学エコロジーパーク」と台湾の「桃米エコロジーパーク」が姉妹村となった。海南省の台湾事務所と台湾の商人の寄付によって「台湾果物園」が建てられた。秀英区文明事務所も道路標識を造るため、3万元ほど寄付した。

政府の協力を得てインフラ建設が進む一方で、陳統奎氏は民宿の建設と有機農業について模索している。彼はこれこそが街づくりの実務的なことだと考えている。「博学エコロジーパーク」の建設が始まってからちょうど1年経った2010年12月19日、陳統奎氏は80万元を投資し、「博学エコロジーパーク初民宿」の「花梨の家」をオープンした。長年都市部に住んでいた人々が民宿を訪ね、民宿の主人と自分の知識、見解などを語り合う。そして、野菜や果物の栽培、収穫など農作業を通じてリラックスでき、自然に戻り、「半農半X」の生活スタイルを味わえるのだ。

現在、「花梨の家」の経営状況はどんどん好調になり、名も知られるようになった。2012年10月末、韓国人芸術家10人あまりを迎えた。ここでの合宿創作は20日ほどの滞在となった。この芸術家団体は、厳密な調査の末、たくさんの候補地の中から「花梨の家」を選んだとのことだった。

「花梨の家」の営業開始後まもなく、陳統奎氏は「花梨の家」の法人資格を活用して、「養蜂家2名プラス故郷に戻ってくる大学生1名」の共同形式を考案し、「火山村家蜂」を商標登録した。その中で、ハチミツの「まとめて購入まとめて販売」というスタイルを模索している。彼は「まとめて購入まとめて販売」のスタイルこそ街づくりに当たって非常に重要な働き方であり、民衆に利益を与える直接的な方法であると考えている。

2013年初、陳統奎氏は長興島好果多エコロジーパークの民宿の経営権利も手に入れた。彼は有機農業について、これから自らの構想を実現しようと準備している。

執筆者  
執筆者所属 社会創業家
翻訳と校正 翻訳:陳セイ 校正:棚田由紀子
メディア

http://csnet.asia/wp-content/uploads/6ce108d384e3efef49169dfdb28c3542.pdf

投稿記事一覧:

Facebook Twitter 微博

CATEGOLY