高齢者ケアを学ぶ 人気記事

NEW ACTIVITIES

  • 最新活動報告

PROJECT

1.環境

2.災害

3.高齢社会

4.その他

INNOVATOR

  • イノベーター記事一覧
  • NPO法人日本エコツーリズムセンター
  • 一般社団法人RQ災害教育センター
2013/08/07 by Tanada

中国における高齢化社会の現状と課題 ――コミュニティ・ネット高橋社長中国生活奮闘記――

2013年6月21日午後6時20分、駒沢大学にて日中市民社会ネットワーク主催の講演会「中国における高齢化社会の現状と課題」が開催されました。講師に、(株)コミュニティ・ネット高橋英與社長をお招きし、体を張って知り得た「中国」についてお話を伺いました。雨の中、44名の方々がお見えになりました。

高橋社長がこれまでの約1年間の中国での生活で経験した失敗談から、感じた日中の相違点、そして日常生活の中で感じた日本人に対して中国市民が抱く親近感とやさしさ、隣人とのつながりの中から見えてきた中国の高齢者の生活、また中国では共働きが当たり前のことで、孫の世話をしつつ、自分の老後を心配している親たちの姿、一人っ子政策により日本と同じく少子高齢化問題が目立ってきたこと、それに対して中国では「政府の支え、社区の支え、住民同士の支え」を実践していること、非営利組織の動き方、さらに、北京で見たお寺の地域活動等を紹介してくださいました。最後に、日本の企業が中国でうまくやっていくためにどうすればいいのか、またこれから東アジアには国境を越えたコミュニティにおける自立と共生が必要だと指摘されました。

高橋社長は、中国では「中間層」の高齢者が最も介護ニーズが多く、サービスの需要も多いが、サービスを提供するために介護人材育成が最も大きな課題であることを指摘、50代の女性たちの力をいかに資源として活用するかが、中国の人材不足の問題に対する解決のカギとなるではないかとの見解を聞かせていただきました。また、中国での施設に対する需要について、70代と80代の高齢者は文化大革命を経験したため、趣味や楽しむことが少なく、老後は施設を利用することすら知らないのが現状で、一方60代の人たちは消費することが分かっていて、施設の利用には抵抗が低いと言及しました。

全体的に遅れている中国は日本に学ばなければならないことが多いが、中国から逆輸入できるものもたくさんあります。事例として、北京にあるお寺と併設し、連携をとっている医療法人が運営している施設を紹介していただきました。

これらの体験談は、今後中国で事業を展開しようとする日本企業には大いに役に立つと思います。貴重なお話を聴かせて頂いた髙橋社長を始め、後援していただいた(株)コミュニティ・ネットの皆様に深く感謝いたします。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

執筆者 陳 燕
執筆者所属 日中市民社会ネットワーク(CSネット)
翻訳と校正
メディア
Facebook Twitter 微博

CATEGOLY