2012/08/07 by Tanada

中国環境NGOが「リオ+20」地球サミットに初登場--JICA中国事務所 NGO-JICAジャパンデスク ニュースレター より

6月20日から22日にかけ、国連史上最大の会議の一つと言われた「国連持続可能な開発会議」( 「リオ+20」) がブラジルの首都リオデジャネイロで開催されました。会議期間中、中国国務院の温家宝総理は、120あまりの国の国家元首・政府首脳らと一堂に会し、地球の持続可能な開発という大きなテーマについて意見を交わしました。国連加盟国193のうち188ヵ国が代表団を派遣しました。

3日間に及んだ会議では、「持続可能な開発と貧困撲滅下におけるグリーン経済」そして「持続可能な開発枠組みの促進」が討論の2大テーマとなりました。会議では、過去20年にわたる持続可能な開発分野の進展と格差について全面的評価がなされ、持続可能な開発における新たな問題と挑戦に対応していくという政治的約束が新たに交わされました。また成果文書「私達の望む未来」が採択され、リオ原則、特にも「共同だが差異ある責任」原則について再確認がなされました。

サミット開催前の13日からは、世界各国のNGOが主役のサイドイベントが多数行われ、中国のNGOが初の参加を果たしました。「阿拉善SEEエコ協会」、「中国国際民間組織協力促進会」、「北京山水自然保護センター」、「創緑センター」等のNGOが国連環境計画( UNEP) および万科、万通、溢達集団などの中国企業21社と連携し、国連環境計画パビリオンでイベントに参加しました。

6月13日から22日まで、リオデジャネイロでは毎日のように数十のサイドイベントが行われました。これらは一つの例外もなく世界各地のNGOが発起人となり、NGOと企業が連携して主催されたものです。中でも中国のNGOの姿はとりわけ目を引きました。中国企業が国連の持続可能な開発会議に参加するのは初めてのことで、政府・NGO・企業のそれぞれの枠を超えた協力が初めて実現した場ともなったのです。

6月18日、中国のNGOは共同執筆した報告書「中国における持続可能な開発の回顧と思索 1992-2011:民間からの視点」を発表し、中国における持続可能な開発関連問題の現状と中国NGOの考え方を示しました。報告書では関連事例を挙げ、世界の持続可能な開発というバックグラウンドにおける中国の問題と挑戦を見つめ、国際会議という場を通じて中国のNGOの声を系統的に全世界に届けることを試みました。

今回のサミット開催前後、中国のNGOおよび関連分野の企業は大活躍を見せました。「中欧社会フォーラム」、「中国民間組織国際交流促進会」、「北京地球村」といった民間組織は、「リオ+20」のサイドイベントを主催したり、専門家を招いた討論でノウハウを交換したり、各自の中国における環境保護の取り組みを展示したりしました。

日々成熟しつつある中国のNGOは、今正にそれぞれのやり方で「緑化する中国」を世界に伝えるべく努力しています。

JICA中国事務所 NGO-JICAジャパンデスク ニュースレター Vol.25 より転載

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http://www.jica.go.jp/china/office/others/ngo_news/index.html

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